倉敷美観地区 児島のジーンズも満喫できる地元メーカー直営デニム専門ショップ5選

オーダーデニムスーツの専門ブランド「inBlue」は、1991年に創業した生地の企画商社「ナッシュ」を母体とし、世界初のデニムスーツブランドとして2007年に産声を上げました。ナッシュの創業以来、国内の有名ブランドのデニム生地の企画を手掛けてきましたが、この生地作りのノウハウを元にデニムスーツ専用の生地を開発しています。

inBlueのデニム生地の特徴は、軽く、薄く、柔らかく、色落ちしにくいこと。加えて、インディゴブルーを美しく発色することです。上質な綿を使い、独自の染色技術で染め上げているため、着れば着るほど上品な風合いと光沢が増していきます。

店舗は2011年に倉敷美観地区へ出店し、その後2021年6月に同美観地区内で移転リニューアルオープンしました。ブランドの世界観を感じられる、店内の空間作りやディスプレイにも注目です。基本的に、商品は男性用サイズと女性用サイズの展開があり、生地の柄も豊富。シンプルの中に上質さを感じるデニムスーツの魅力をぜひ感じてみてください。

オーダーデニムスーツ　198,000円、231,000円、264,000円

ブルーの濃淡、模様に加え、生地の厚さも希望に合わせて細かく選ぶことが可能。ストレッチ素材の生地も用意されています。分かりやすい3プライス設定で、生地により価格が異なりますが、オプション料金などのアップチャージはありません。

2003年に誕生し、児島に自社工場を構えるデニムブランドのショップです。縫製から加工まで一貫して行っており、熟練の加工職人による独自の加工・染色技術を生かした商品が特徴です。お客さんからの要望やスタッフからの提案も新商品に積極的に取り入れており、次々と新作が生まれています。

倉敷美観地区店は2013年にオープン。1階はバッグやアクセサリーなどが並ぶ雑貨コーナー、2階はパンツ、スカート、トップスなどのアパレルを取り扱うコーナーとなっています。ベンガラ染めや日本茶染めなど、他ではあまり見られない染色を施したアイテムは必見。ここでしか手に入らない一点ものもありますよ。

ベンガラハード加工PT　24,750円

インディゴの上から、高梁市が産地として知られる赤色の顔料「ベンガラ」で染め上げたデニム。深い味わいの赤色が魅力的です。

レトロワンピース　（半袖）18,700円　／（長袖）19,800円

飽きのこないレトロなデザインで、年齢を問わず楽しめるワンピースです。胸元に一つだけある赤いボタンが特徴です。

2004年に誕生した、生地メーカーによるブランド「graphzero（グラフゼロ）」。「ゼロからのものづくりと本物へのこだわり」をコンセプトに、デニム商品の生産から販売までを行っています。倉敷市児島ではファクトリーショップを合わせた5店舗を展開。倉敷美観地区の中には「Heart Made Base阿知本店」のほか、大原美術館前に「Heart Made Base大原美術館店」があります。

阿知本店は2021年にリニューアルオープンしました。2階建てになっており、1階はジーンズをメインとしたメンズ＆レディースフロアです。昔ながらの生機（きばた）ジーンズや柄物など、幅広いデザインのものが販売されています。2階は奥行きがある2階は、レディースアイテムとペットグッズ、雑貨などのフロアです。倉敷産の帆布バッグや店内の工房で作られているコインケースなどの小物が並びます。

店内はペットを連れて一緒に買い物することも可能。散歩の途中などにも、気軽に立ち寄れます。

剣道デニム ストレート　19,470円

剣道で着る「道着」の織り組織をデニムベースに織り上げた、graphzeroオリジナル生地を使ったストレートジーンズ。他にはない雰囲気が特徴です。　　　

16oz（オンス）　ストレート ヘリンボーン     21,010円   

旧式力織機で織られた「生機のデニム」。防縮加工、よじれ防止加工、毛焼きを行っておらず、昔ならではのヴィンテージらしさを追求した商品です。履き込んだ際の色落ち見本も店内に展示されています。

デニムの縫製や加工を行う「WHOVAL」が立ち上げたブランド。「青い桜」を意味するブランド名には「存在しないものを創りあげたい」という想いが込められているそうです。

BLUE SAKURAのジーンズは、最先端の加工技術を持つ職人の手で表現された、オリジナリティあふれる加工が施されています。中でも、古き良き日本の伝統をデニムで表現した「DENTOシリーズ」が人気。特に着物ジャケットシリーズはロングセラー商品で、海外でも好評なのだそうです。

現在は児島のジーンズストリートと倉敷美観地区に店舗が展開されています。倉敷美観地区店は、デニムの暖簾と着物ジャケットが目印です。トップス、アクセサリー、バッグなども豊富にそろうので、トータルコーディネートが可能ですよ。

407XXB ENOUGH USED 10YW 　41,800円

BLUE SAKURAの解釈で、生のジーンズを10年履き込んだ“USED感”を表現。加工職人の高い技術により、デニム生地に縦向きの筋が入るように色落ちしたことを指す、いわゆる「縦落ち」が表現されています。加工のラインアップは2年、5年、10年あるため、デニムファンはぜひチェックを。

“DENTO” DENIM KIMONO JACKET ［SHORT SLEEVE］　19,800円

古くから作業着や火消しの火事装束などで用いられてきた織物「刺し子」を着物テイストのジャケットに。オールドウォッシュド加工が施された、ヴィンテージ感漂う一着です。カラーは濃色と淡色を用意。男女兼用で、サイズは小、大、特大が用意されています。

「毎日履きたい、パートナーに履いてもらいたいジーンズ」がコンセプトのオリジナルブランド「暁ジーンズ」の直営店。「デニムは固くてゴワゴワして履きにくい」というイメージを払拭するべく、「毎日着られる」デニムを作ることに徹底的にこだわっています。職人とともに作り上げているというジーンズは、現在120種類以上あります。

最近は少なくなっているというクラッシュデニムも豊富にそろうので、探している方は要チェックですよ。

築100年以上の建物をリノベーションしている店内には、さまざまなジーンズ、ジャガードシャツ、帆布バッグなどがずらり。天井を見上げると立派な梁が残されており、歴史ある雰囲気も感じられます。日本建築とデニムが融合した空間を楽しめますよ。

セルヴィッチスリムジーンズ　ユーズド加工　29,700円

男女兼用でUSED加工が施された、藍照の定番アイテムの中でも群を抜いて人気の一品。綺麗なシルエットと履き心地、職人の技が光る色味を実現しています。

インディゴジャガードシャツ　19,580円〜

織柄が特徴のシャツで、ジーンズにはもちろん、どんなアイテムでも合わせやすいアイテムです。

倉敷美観地区には素敵なデニムショップがたくさんあります。どの店舗も、お気に入りの一着が見つかりそうです。「おしゃれをしたいな」と思ったときに足を運ぶのも良いですし、散策の途中にも気軽に立ち寄るのも良いでしょう。ぜひ倉敷美観地区で「本場のジーンズ」を体感してみてくださいね。

岡山のデニムをじっくり楽しみたい方には、児島と美観地区の両方を回ることをおすすめします。美観地区と児島の移動時間は車で約30分、鉄道で約1時間です。短時間に倉敷のデニムショップを回りたい場合、直営店も多くある美観地区はおすすめです。ミシュラン・グリーンガイドに「ジーンズの日本の都」として紹介される繊維の町、児島は国内のみならず、外国からの観光客にも人気のスポットです。ジーンズ好きな方はぜひ時間をかけて両方の町を巡ってみてください。「倉敷美観地区」の最寄り駅はJR倉敷駅、「児島ジーンズストリート」の最寄り駅はJR児島駅ですのでご注意ください。