デニム浴衣でゆく倉敷美観地区 地元民おすすめのフォト映えスポット巡り
歴史ある建築物やレトロモダンな風景、通りに軒を連ねる雑貨店や飲食店など、どこを歩いても魅力的な倉敷美観地区。浴衣を着て歩けば、その風情はより一層高まります。
今回は、「倉敷着物小町 美観地区店」でデニムの浴衣をレンタルして絶品スイーツを味わえるカフェやかわいい雑貨店などとともに、おすすめのフォトスポットを紹介します。
※料金はすべて2024年8月時点の税込金額です
浴衣レンタルは「倉敷着物小町 美観地区店」で!
デニム浴衣をレンタルする「倉敷着物小町 美観地区店」は、全国初のデニム着物専門店として2010年にオープン。現在は着物や浴衣、作務衣、振袖などのレンタルとオーダーメイド販売を行っています。こちらのアイテムは全て「MADE IN OKAYAMA」です。
デニム着物の魅力とショップの特徴について、倉敷着物小町オーナーの寺尾一弘さんにお話をお聞きしました。
寺尾さん:
小物の組み合わせを自由に楽しめるのが、デニム着物の大きな魅力です。帽子やブーツ、アクセサリーなどとコーディネートできますので、オリジナルの着こなしを見つけてください。
当店は「倉敷美観地区でしかできないことを」をコンセプトにしています。美観地区の雰囲気にデニム着物はよく合います。タイムスリップした世界にいるような感覚も味わえるでしょう。また、当店では、オリジナルのフォトプランやナイトプランもご用意しています。ぜひ、着物レンタルとセットでご利用ください。
デニム浴衣・レンタルの流れ
レンタルの申し込みは、公式サイトから予約が可能。希望日、時間、人数を予約し、当日店舗にて着付けを行います。営業時間となっている9:30〜17:00は浴衣を着て自由に散策でき、店舗に戻って浴衣を返却すれば終了となります。
店舗に到着したら、申込書を記入して着付けに移ります。
今回はKCTタウンスタッフの岡本さんと河原さんが、実際にデニム着物のレンタルを体験しました。
好みのデニム浴衣を選ぶことからスタート
まずは、デニム浴衣を選びます。倉敷着物小町では、花柄などを織り込んだデニム織物の浴衣もそろいます。浴衣の帯も色数が豊富。デニム浴衣はどんな色の帯とも相性抜群です。
岡本さんは、花柄が織り込まれたダンガリージャガード(デニム織物)の浴衣に黄色の帯を選択。河原さんは、4.5オンス生地の浴衣に水色の帯をチョイスしました。
デニム浴衣にぴったりな髪型にセット
続いてヘアセットに移ります。今回はオプションの「かんたんヘアセット」もプラス。所要時間は一人約15分。完成した髪型に「かわいい!アイドルみたい!」と、大喜びの二人。
岡本さんは編み込みが美しいアップスタイルにセット。河原さんはお団子がかわいらしい「たまねぎヘア」に仕上げてもらいました。髪飾りも種類豊富で、浴衣や帯の色に合わせたり、着こなしのテーマに合わせたりすることができます。
浴衣の着付けとバッグ選び
ヘアセット完了後、ショップスタッフの方が着付けを行ってくれます。また、着付けが終わったら、次はバッグ選びです。巾着やかごバッグなどのかわいい小物が豊富で迷ってしまいます。
完成!
下駄を履いて着付けは完成。ヘアセットを含めると一人約30分で完了しました。さっそく、美観地区を散策しましょう!なお、夏は日傘を持参することがおすすめです。
倉敷着物小町 美観地区店
住所:岡山県倉敷市本町5-10
TEL:086-486-2671
URL: https://kimonokomachi.jp/
営業時間:9:30~17:00
定休日:不定休
料金:浴衣レンタルデイプラン(6月中旬~9月中旬) 1人6,050円
女性かんたんヘアセット 1人1,320円
※17:00以降は延長料金1,100円(1時間)が必要
※倉敷着物小町でデニム着物をレンタルすると、美観地区内にある一部のショップで割引が受けられます。
いざ、浴衣でフォトスポット巡り
どこを切り取っても絵になる美観地区。中橋や白壁、アイビースクエアの赤レンガ壁はもちろん、あまり知られていない裏通りまで、デニム浴衣を着て散策しながら、実際にフォトスポットで撮影しました。
倉敷川沿い
倉敷川沿いにある柳並木は、はずせないフォトスポットです。鮮やかな緑の葉を繁らせた柳の前で爽やかにパシャリ。
中橋
定番スポットの中橋は人気スポットのため、記念撮影する観光客で混み合うことが多いです。譲り合いながら撮影しましょう。川岸から橋全体をフレームに入れた構図も素敵ですよ。
倉敷考古館
江戸時代に建てられた蔵を利用した博物館「倉敷考古館」も撮影にはもってこい。白壁となまこ壁を背景に撮影すれば、モノトーンの背景にデニムの浴衣が映えます。
倉敷アイビースクエア
アイビー(ツタ)が繁る、クラシカルな赤レンガの壁が特徴の「倉敷アイビースクエア」。敷地内のあらゆる場所がフォトスポットです。同施設は秋になると紅葉し、夏とはまた違った表情の写真が撮影できます。
テラスの休憩スペースにて1枚。二人の仲良しな雰囲気が伝わる写真に。
中庭広場には、写真映えするポイントが点在しています。テラスを歩いて奥行きのある写真を撮影したり、池越しに撮影したりするのもおすすめです。
本町通り
美観地区の北東にある鶴形山の南麓に延びる街道「本町通り」は、歴史ある町家が軒を連ねます。町家はセレクトショップや飲食店、旅館などにリノベーションされており、ショッピングを楽しめるスポットでもあります。
今回は、町家と町家の間に隠れた、趣のある階段で撮影しました。
ひやさい(細い路地)
美観地区には、入り組んだ細い路地がいくつも通っており、地元では方言で「ひやさい」と呼ばれています。散策するならぜひ、この路地を歩いてみてくださいね。人通りが少なく、表通りとは違った美しさがあります。
LOGIN Kurashiki(ログイン倉敷)
2024年4月27日にオープンした観光施設「LOGIN Kurashiki」。ショップや飲食店などが集まる複合施設です。ガーデンスペースは一般開放され、散策の休憩場所としても利用されています。湧水のようで涼しげな噴水をバックに撮りました。浴衣の二人ともマッチしています。
写真映えするショップへ行ってみよう
美観地区には個性的でおしゃれなショップが数多くあります。今回は散策しながらマスキングテープで知られる「如竹堂」にお邪魔しました。
1,150種類以上のマスキングテープと紙の雑貨がそろう「如竹堂(にょちくどう)」
本町通りにある「如竹堂」は、倉敷発祥のマスキングテープと紙雑貨のお店。マスキングテープは倉敷のブランドなど、1,150種類以上がそろいます。かわいらしい紙雑貨も人気で、便箋やシール、紙風船など、文具好きにはたまらないアイテムがずらり。
こちらではマスキングテープのデコレーション体験を無料で楽しむことができます。まずはレジで申し込みをした上で、店内の制作スペースへ移動します。
二人は今回、うちわをデコレーション。約10分でオンリーワンのうちわが出来上がりました。浴衣と一緒に持ち歩くのにもぴったりです。
如竹堂
「くらしき宵待ちGARDEN」を散策してみた
フルーツパーラー&カフェ「パーラー果物小町」をはじめ、イタリアンレストラン「星のヒカリ」や多様な展覧会が催される「きび美ミュージアム」などが集まる複合施設。屋外にはガーデン席と竹林庭園もあります。美術館の壁面に設けられた小窓はギャラリーになっていて、作品が展示されています。
写真映えスポット「竹林散策庭園」
幻想的な雰囲気が漂う竹林は一般開放されており、側には金魚が泳ぐ池もあります。浴衣のフォトスポットとしては最適です。夏から秋にかけての季節は、竹が青々として最も綺麗だそうです。
くらしき宵待ちGARDEN内の「パーラー果物小町」で贅沢フルーツパフェを堪能
歩き疲れたら、敷地内の「パーラー果物小町」で季節のフルーツパフェを堪能しましょう。今回は店舗2階の和室で、この時季しか味わえないパフェをいただきました。
現在の夏の期間は、ショップで提供されるパフェに、県産の「はなよめ」や「白麗」など約30種類の白桃のうち、いずれかの品種が使われています。また、パフェにトッピングされるソフトクリームは、蒜山ジャージー牛乳をベースに季節の果物(取材当日は清水白桃)の果汁が45%入ったこだわりの一品。自家製のパンナコッタやワインジュレ(ノンアルコール)も入っていて、食べ進めるごとに味わいや香りの変化を楽しめます。
「本日のパフェ」(1,500円)は、白桃と旬のフルーツ約7種類をトッピング。また、「季節の果実のプレミアムパフェ」2,200円は、季節のフルーツ約7種類に加え、県産の白桃が丸々1個入っています。
見た目も宝石のようなフルーツパフェは、写真映えも抜群です。しっかり歩いたあとにパフェを味わうひとときは、まさに至福の時間となるでしょう。
パーラー果物小町
住所:岡山県倉敷市中央1-4-22
TEL:086-425-7733
URL: https://www.instagram.com/parlor_kudamono_komachi
営業時間:11:00~17:00(テイクアウト11:00~/イートイン12:00~/ラストオーダー16:00)
定休日:月・火曜
まとめ
最後に、今回モデルを務めたKCTタウンスタッフの岡本さんと河原さんに感想をお聞きしました。
岡本さん:
浴衣をレンタルして街歩きをする観光地はいくつかありますが、デニムの浴衣は倉敷美観地区ならではの魅力があります。ぜひ、たくさんの方に楽しんでいただきたいと思います。
河原さん:
デニム浴衣と美観地区の町並みが合っていて、写真映えしますね!着付けの時間もすごく楽しかったです。仲良しの友達とおそろいにするなど、コーディネートの幅も広くておすすめです。
今回のモデル散策コースは、約半日あれば巡ることができます。倉敷美観地区へ出掛ける際は、ぜひプランに加えてみてくださいね。
この記事が気に入ったらフォローしてね!
関連記事
デニム・オシャレ雑貨やお土産も 倉敷美観地区でおすすめのお買い物スポット
徳川幕府の直轄地「天領」として江戸時代に栄えた倉敷。物流の要となっていた倉敷川を中心に立ち並ぶ商家や屋敷と洋風建築が調和…
創業100年以上の老舗が作る 倉敷美観地区でおすすめのお土産を紹介!
徳川幕府の直轄地「天領」として江戸時代に栄えた倉敷。物流の要となっていた倉敷川を中心に商家や屋敷が建ち並ぶ風情ある町並み…