瀬戸内国際芸術祭2025:瀬戸内の島々がアートで彩られる107日間

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3年に1度開催される現代アートの祭典「瀬戸内国際芸術祭」が、2025年も瀬戸内の島々を舞台に開催されます。約100万人が国内外から訪れるこの芸術祭は、瀬戸内の美しい景観、自然、歴史、文化、生活、産業、食といった多岐にわたる魅力を体験できる、日本を代表する国際的なイベントです。

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瀬戸内国際芸術祭会期

  • 春会期:2025年4月18日〜5月25日(38日間)
  • 夏会期:2025年8月1日〜8月31日(31日間)
  • 秋会期:2025年10月3日〜11月9日(38日間)

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芸術祭は計107日間にわたり開催され、会場は全17エリアにわたり、宇野港周辺、直島、豊島、女木島、男木島、小豆島、大島、犬島、高松港周辺が全会期を通して開催されます。

直島エリア 世界的に注目されるアートの島「直島」。ベネッセハウス ミュージアム、地中美術館、家プロジェクトなど島の自然や伝統に溶け込んだ数多くのアート関連施設が人気です

瀬戸内海の島々と沿岸部、全17エリアの会場

  • 全会期開催エリア: 直島、豊島、女木島、男木島、小豆島、大島、犬島、高松港エリア、宇野港エリア
  • 春会期開催エリア: 瀬戸大橋エリア
  • 夏会期開催エリア: 志度・津田エリア、引田エリア
  • 秋会期開催エリア: 本島、高見島、粟島、伊吹島、宇多津エリア
志度・津田エリア
志度・津田エリア 志度町にある大串半島では、昨年、先端にある公園にカフェ「時の納屋」が完成しました。瀬戸内海の素晴らしい眺望が目の前に広がるように設計されています。
引田エリア
引田エリア 引田近辺の海岸には国の天然記念物に指定されたランプロファイア岩脈や柱状節理など、地質学的な名所・ジオサイトがあり、それを楽しむクルーズが人気です。
宇多津エリア
宇多津にある「四国水族館」では、イルカのプールをバックに瀬戸内海が広がる「夕暮れの景」が人気です。まるで瀬戸内海をイルカが遊んでいるように見えます。

新エリアと参加アーティスト

今回から新たに志度・津田エリア、引田エリア、宇多津エリアが加わり、さらに岡山県立美術館、大原美術館、香川県立ミュージアム、高松市美術館、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、直島新美術館、兵庫県立美術館、横尾忠則現代美術館を含む8つの美術館で行われる「瀬戸芸美術館連携プロジェクト」も展開されます。また直島には2025年5月31日に開館予定の「直島新美術館」も会場となります。

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216組のアーティスト(うち初参加86組、37の国と地域から)が参加し、254作品(うち新作109作品、新展開18作品)、20イベント(うち新作18イベント)が予定されています(2025年2月5日時点)。

瀬戸内国際芸術祭チケット情報

全会期に使用可能なオールシーズンパスポートは前売り価格:4,300円(2025年1月18日~4月17日まで)、通常価格:5,500円(2025年4月18日以降)です。春・夏・秋の全会期で使用可能で、芸術祭の参加作品(施設)が各1回鑑賞できます(一部別途料金が必要な施設あり)。

購入先は、芸術祭公式アプリ、旅行代理店、コンビニ、各種プレイガイドなど。詳細は公式ウェブサイトをご確認ください。

瀬戸内国際芸術祭2025公式アプリ

公式アプリを利用すると、アプリから直接「オールシーズンパスポート」や「1シーズンパスポート」を購入可能でスマホがデジタルパスポートとして利用できるためできるため便利です。

また、会場までのアクセスや移動手段を案内する機能や、芸術祭参加作品や会場の詳細情報を簡単に検索可能、島ごとの混雑状況や緊急情報もリアルタイムで確認できるので行く前に忘れずにダウンロードしておきましょう。iOS版、Android版が無料でダウンロード可能です。

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