倉敷 大原美術館 特別展「異文化は共鳴するのか?大原コレクションでひらく近代への扉」開催

大原美術館外観
企画展入口

岡山県倉敷市の大原美術館で特別展「異文化は共鳴するのか?大原コレクションでひらく近代への扉」が開催されます。会期は2024年4月23日(火)から9月23日(月・祝)まで。

写真:児島虎次郎
写真:児島虎次郎 画像提供:大原美術館
写真:児島虎次郎「初秋」
写真:児島虎次郎「初秋」1927年 油彩、画布 大原美術館蔵

日本で最初の西洋美術中心の私立美術館である大原美術館は、倉敷で活躍した実業家 大原孫三郎が1930年に設立しました。大原美術館のコレクションの中核は、大原孫三郎の依頼で、渡欧した児島虎次郎が絵画の制作と並行して選定したヨーロッパの美術作品からなります。

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ポール・ゴーギャン「かぐわしき大地」
写真:ポール・ゴーギャン「かぐわしき大地」1892年 油彩、画布 大原美術館蔵
クロード・モネ「睡蓮」
写真:クロード・モネ「睡蓮」1906年頃 油彩、画布 大原美術館蔵

特別展「異文化は共鳴するのか?」では「近代美術の大きな特質と魅力は、異文化の融合、混交にある。」という視点を基軸に、大原美術館のコレクションである、児島虎次郎の作品、西洋の近現代美術、日本の近現代美術、民藝運動ゆかりの作家たちの作品を通じ、近代美術の再検討を試みます。

大原美術館 三浦篤館長「今回の特別展は、今年4月から名称を大原芸術財団に変更し、大原芸術研究所を設置した新生大原美術館の象徴とも言える中身になっている。 常設展とは全く違う新鮮さに触れて欲しい。」
岸田劉生「童女舞姿」
写真:岸田劉生「童女舞姿」1924年 油彩、画布 大原美術館蔵
オーギュスト・ロダン「ある小さき影」
写真:オーギュスト・ロダン「ある小さき影」1885年 ブロンズ 大原美術館蔵(白樺美術館より永久寄託
ジャクソン・ポロック「カット・アウト」
写真:ジャクソン・ポロック「カット・アウト」1945-58年 油彩・エナメル塗料・アルミニウム塗料など、厚紙・画布・ファイバーボード 大原美術館蔵

特別展「異文化は共鳴するのか?」図録やポストカード

絵はがきセットは特別展の第2章展示作品から選ばれたもの。特別展のタイトルにある「共鳴」と関連した作品セレクトとなっています

ミュージアムショップでは特別展「異文化は共鳴するのか?」の図録や特別展限定の絵はがきセットも販売しています。図録は2,200円、絵はがきセットは5組10枚セットで1,320円です。(いずれも税込価格)

大原美術館 特別展「異文化は共鳴するのか?」大原コレクションでひらく近代への扉

会場 大原美術館 本館

会期 2024年4月23日(火)~9月23日(月・祝)

月曜休館(祝日および7月下旬~8月を除く)

開館時間 9:00~17:00(16:30入館締切)

入館料 一般 2,000円

高校・中学・小学生(18歳未満の方) 500円

小学生未満 無料

大原美術館入館券(本館、工芸・東洋館共通)で観覧できます

J.特別展メインビジュアル.jpg

KCTニュース 大原美術館 特別展紹介企画

大原美術館 開催から約2ヵ月   特別展 来場者数5万人を達成

映像アーカイブはこちら

第1章 児島虎次郎、文化の越境者

映像アーカイブはこちら

第2章 西洋と日本―西洋美術と日本近代美術の交差

映像アーカイブはこちら

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大原美術館

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