子どもたちも高齢者も 世代を超えて「つくる楽しさ」を思い出す、『+DIY木工キット』の新しい挑戦【sponsored】
前回、倉敷の「+DIY合同会社」が開発した『+DIY木工キット』の誕生秘話をお届けしました。
大工だった父親の「手」の記憶から生まれたこのプロダクトには、「再び手を動かす喜びを届けたい」という西村さんの想いが込められています。
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そして今、この木工キットは新たなステージへ進もうとしています。
今回訪れたのは、倉敷市内の幼稚園。木の香りに包まれた教室に、コンコン、トントンという心地よい木槌の音が響きます。園児たちが夢中になって取り組んでいたのは、『+DIY木工キット』を使った木工体験。実はこのキット、単なる子ども向け玩具ではありません。
高齢者施設でのモニター利用も進められており、世代を超えて「手を動かす楽しさ」を届けることを目指して開発が続けられています。今回は幼稚園での体験会を中心に、その特徴や可能性を紹介します。
子どもの成長に寄り添う3つのステップ
『+DIY木工キット』には、利用者の年齢や経験に応じて段階的に楽しめる複数のモデルが用意されています。今回、幼稚園で体験したのは3つのタイプです。
【打ち込み型】 木槌を使う楽しさを知る
最初のステップは、カラフルな木製ピンを木槌で打ち込むタイプ。完成品を作るというよりも、「道具を使う体験」が主役です。園児たは初めて触れる木槌に興味津々。慎重に狙いを定めながら木槌を振り下ろし、ピンが入るたびに嬉しそうな表情を見せていました。本物の道具に触れる体験は、家庭ではなかなか得られないものかもしれません。
打ち込み型
部品数 箱1 蓋1 木釘4本
付属品 全タイプ共通 木槌 釘抜き各1点
難易度 ☆☆☆
所要時間 10分~30分ぐらい
【背もたれ付き椅子型】 組み立てる楽しさを味わう
次のステップは、パーツを組み合わせて形を作っていくモデル。目の前で少しずつ形が出来上がっていくことで、ものづくりの楽しさを実感できます。
「これかな?」
「こっちじゃない?」
子どもたちは自然と声を掛け合いながら、試行錯誤を繰り返していました。
背もたれ付き椅子型
部品数 骨組み10本 木釘6本
付属品 全タイプ共通 木槌 釘抜き各1点
難易度:★★☆
所要時間 10分~30分ぐらい
【丸椅子型】 構造を考えながら組み立てる
さらにステップアップすると、組み立ての工程が増えます。
どの順番で組むのか。
どこを支えれば安定するのか。
完成形を思い浮かべながら進める必要があり、より深くものづくりの面白さを味わえます。
完成したときの達成感も格別です。
丸椅子型
部品数 骨組み11本 木釘8本 契4個
付属品 全タイプ共通 木槌 釘抜き各1点
難易度:★★★
所要時間 10分~30分ぐらい
説明書がないからこそ生まれる時間
『+DIY木工キット』の特徴のひとつが、「説明書に頼りすぎない」ことです。
もちろん組み立て方のサポートはありますが、最初から答えだけを追いかけるのではなく、自分で考えながら進める余白が残されています。
体験が始まると、子どもたちはパーツを囲みながら真剣な表情に。
パーツを手に取り、
「ここかな?」
「違うかも」
「もう一回やってみよう」
と何度も試していました。
正解へ一直線に進むのではなく、考え、試し、やり直す。
そのプロセスそのものが、このキットの魅力なのかもしれません。
本物の木だからこそ感じられるもの
今回の体験会で印象的だったのは、子どもたちが木そのものに強く反応していたことです。
木槌を打つ音。
木の香り。
手に伝わる質感。
プラスチック製のおもちゃとは違う感覚がそこにはあります。
大工である西村さんは、
「完成品を渡すだけではなく、木に触れて、自分の手で作る体験そのものを届けたい」
と語ります。デジタルな遊びが増えた今だからこそ、本物の素材に触れる時間には特別な価値があるのかもしれません。
幼稚園の先生が見た子どもたちの姿
体験会を見守った先生方にも話を聞きました。
印象的だったのは、子どもたちの集中する姿だったそうです。
普段の工作や遊びとは少し違い、自分の手で形を作り上げる体験に強く引き込まれていたといいます。
また、
「木槌を使うこと自体が新鮮だった」
「木の感触や音も含めて体験になっている」
という声も聞かれました。
一方で、
道具を安全に使うための見守り
木槌の音への配慮
年齢による難易度調整
といった運用面の課題も見えてきたそうです。
それでも、
「家庭ではなかなかできない体験を提供できる」
という評価が多く聞かれました。
高齢者施設から始まった挑戦
このキットが目指しているのは、子ども向け玩具だけではありません。実際には高齢者施設でのモニター利用も進められています。西村さんは当初から、手を動かす機会が減りがちな高齢者に向け、フレイル対策の一環として活用できないかと考えながら開発を進めてきました。
高齢者向けデイサービスで行われた試用では、
- 完成したときの達成感
- 利用者同士の自然な会話
- 手を動かしながら取り組む楽しさ
などが評価されました。
一方で、
- 完成形が見えているとよりわかりやすい
- 色分けがあると理解しやすい
- 見守りが必要
といった改善点も見つかっています。3か月間のモニター貸し出しが進められ、現場からのアンケート結果をもとにさらなる改良が検討されています。
「父の手」から「小さな手」へ
かつて大工だった父親の手から始まった物語。
『+DIY木工キット』は、子どもたちのものづくり体験だけでなく、高齢者施設での活動やフレイル対策の取り組みの中でも活用の可能性が模索されています。
世代を超えて「手を動かす喜び」を届ける挑戦は、これからも現場の声とともに続いていきます。
※+DIY木工キットは法人向け製品で個人の方向けへの販売はしておりません。ご了承ください。
協力:西村建装
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