【倉敷美観地区】大原美術館 児島虎次郎記念館がプレオープン
2025年3月6日、児島虎次郎記念館がプレオープンを迎えました。この記念館は、日本初の西洋美術中心の私立美術館である大原美術館の創設に深く関わった画家・児島虎次郎を記念する施設で、館内には児島虎次郎の作品や、虎次郎がヨーロッパで収集した古代エジプトの美術品などが展示されます。

児島虎次郎記念館は、大正11年に旧第一合同銀行(現在の中国銀行)の倉敷支店として建設されました。設計は大原美術館本館を手掛けた薬師寺主計で、美観地区を代表する建築の一つです。美術館となった現在も銀行の内装を活かした造りになっています。




プレ・オープン時は児島虎次郎が大原家の依頼でヨーロッパで収集したオリエントの作品39件と、虎次郎の絵画作品15件の54件が展示されています。1階が古代オリエント作品、2階が虎次郎の絵画作品の展示室です。グランドオープン時は展示内容や件数が変更になる場合があります。





2階は照明を調整した展示室で虎次郎の絵画作品が展示されています。


プレオープン当日は大原家ゆかりの建物を巡るスタンプラリーが開催されました。参加者は児島虎次郎記念館、大原美術館本館、倉敷考古館、倉敷民藝館、語らい座大原本邸に設置されたQRコードをスマホで読み取って謎解きに挑戦し、クリアした挑戦者には大原美術館横で特製クリアファイルがプレゼントされました。

児島虎次郎記念館は2025年4月3日(木)にグランドオープンします。開館時間は10時から16時まで(入館締め切りは15時30分、12月から2月は15時閉館)、休館日は月曜で、祝日、振替休日は開館します。大原美術館本館の入場券があれば入館できます。

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