倉敷 喫茶店へGo! No.004 個数限定 バラのクリームソーダ「西洋乞食」


倉敷市水島西栄町、水島臨海鉄道 栄駅から歩いてすぐ。
赤レンガ造りの建物の2階に、どこか懐かしい香りが漂う喫茶店「西洋乞食(せいようこじき)」があります。1975年創業、約50年にわたって地元の人々に愛されてきたお店です。

個数限定! バラの花が咲くクリームソーダ
テーブルに運ばれてきた瞬間、思わず声が出てしまう。
鮮やかな青いソーダの上に、バラの花が咲いたアイスクリーム。これが「西洋乞食」の名物、バラのクリームソーダです。
アイスの花びらは、手作業で一枚ずつ形づくられたもの。
「アイスクリームをバラの形にしたら面白いんじゃないか」と、亡くなられた先代の店主が考え、試行錯誤の末に生まれた特製ソーダです。
夏は溶ける前に急いで、冬は手の冷たさと戦いながら──それでも手作業にこだわり、今も変わらず続けているのだそう。

グラスの中でゆっくりと泡が立ち、光を受けてきらめくその姿は、まるで一輪の花のよう。
写真映えはもちろん、どこか懐かしい味わいに、訪れる人がつい笑顔になります。

アンティークに囲まれた、時間の止まる空間



店内に一歩足を踏み入れると、外の喧騒がすっと遠のきます。壁には古時計やランプが飾られ、古い電話ボックスや、重厚な木のテーブルが並ぶ空間には、時代の温度がそのまま息づいています。
「主人が骨董を集めるのが好きでね。集めたものを飾っていたら、こうなっちゃったの」と店主は笑います。
窓の外から差し込む柔らかな光が、グラスやカップを優しく照らす午後──
このお店では、時間がゆっくり流れます。

所在地:倉敷市水島西栄町12-27(栄駅から徒歩約3分)
営業時間:7:30〜16:00
定休日:日曜・祝日
主なメニュー:バラのクリームソーダ、グラタン、カレー、手作りケーキセット

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