倉敷を舞台に若者たちの挑戦と成長を描く映画「蔵のある街」試写会開催 7月に倉敷で先行上映
岡山県倉敷市を舞台にした映画「蔵のある街」の試写会が、東京都内で開催されました。本作は、倉敷の美しい街並みと人々の温かさを背景に、若者たちの挑戦と成長を描く心温まる物語です。
物語の中心は、倉敷に暮らす高校生の難波蒼(なんばあおい)。蒼は、幼なじみの白神紅子(しらがべにこ)と、自閉症スペクトラム障害を持つ彼女の兄との約束を守るため、倉敷美観地区の鶴形山から花火を打ち上げようと奮闘します。当初は不可能に思えたこの挑戦が、街の人々を巻き込んでいく様子が描かれています。
監督・脚本を務めるのは、倉敷市出身の平松恵美子です。平松監督は山田洋次監督のもとで助監督などを務めた経験を持ち、本作が監督デビュー作となります。
試写会で平松監督は「3年前に企画が持ち上がり、何度も諦めそうになりましたが、2023年の夏にパイロット版を作り、本編の製作が決定しました。やっと完成になりました。今後も引き続きよろしくお願い致します。」とコメント。
撮影は2024年7月下旬から8月にかけて、倉敷市内で行われました。倉敷美観地区の街並みや阿知神社など、倉敷の象徴的な場所が撮影地として使用されています。美しい白壁の蔵や歴史ある建物が、物語の重要な背景として描かれています。
映画「蔵のある街」7月25日に倉敷で公開、8月22日に新宿ピカデリーをスタートに全国公開予定です。
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