純国産JEANS 50周年記念モデル 数量限定でビッグジョンからリリース
倉敷市児島に本社を置く株式会社ビッグジョンが純国産Jeans製造販売50周年を記念して、「50周年バナーデニムジャケット&パンツ」を数量限定で12月16日に発売します。全て刺繍によるシリアルナンバー入りで、購入特典として限定デニムクラッチバックが付きます。
ビッグジョンは1960年代より米国から仕入れたジーンズを洗い、小売店に卸しを行いながら、ジーンズの国産化を思い描いていました。1973年に倉敷紡績株式会社(現:クラボウ)との協業で、デニム生地開発に成功し、国産ジーンズの歴史が幕を開けました。
国産ジーンズが広まる頃、街のジーンズショップには「デニムバナー/DENIM BANNER」が飾られていました。これはジーンズなどの販売促進を目的に、デニム生地を使用して作られた長方形の旗で、各ブランドの個性を表した様々なバナーが制作されました。現在では少なくなりましたが、デニムバナーはジーンズ好きの間でビンテージアイテムとしても人気があります。
今回の50周年記念製品では、この「デニムバナー」を使ったジャケットとパンツが制作されました。生地にはKURABOU 14OZ SELVAGE DENIMを使用。手刷りによるプリントは京都の手捺染工場にて行われています。一枚一色ずつ手作業で丁寧に染められている他、どのサイズのジャケット、パンツを着用しても格好良く見えるよう裁断を考慮した、きめの細かい手染め作業を行っているのが特徴です。象徴的なデザインとして、地図のようなモチーフに大きなベースボールロゴがあしらわれています。
また当時の雰囲気を伝えるために8番手の太い糸で縫製をし、昔ながらのベーシックな縫製にも拘っています。使用しているBIG JOHNロゴはかつての商品に使われていた懐かしいロゴで統一しているのも特徴です。そしてシリアルナンバーは刺繍で1本ずつ施されています。
「50周年バナーデニムジャケット&パンツ」主幹担当であるプランナーの木村氏のコメント
50周年という事で一番は驚きとインパクトに拘った事。そしてもう一つ歴史とスピリットを感じてもらう事。歴史を紐解くと街のジーパン屋さん1軒1軒に営業が挨拶に行き、ブランドを広めていきました。今でもそのスタイルを大事にしているのが当社の特徴です。先日17OZのジーンズが発売されましたが、東京の営業にバナーはないのか?と言われたんです。改めて大事にしている文化なんだと、思い出させてくれました。そうやって50年間ブランドが続いてきた。その象徴こそがデニムバナーです。今回の歴史的な企画でどうしてもデニムバナーは外せませんでした。そこに落とし込むデザインにこれまで培ったスピリットや先輩方の想いを詰め込む、最後に社是であるQuality Comes Firstの精神も忘れず作成したので、手捺染や裁断、縫製、刺繍とかなり細かい所までかなり突き詰めた為、発表まで時間が掛かってしまいました。
50周年バナーデニムジャケット&パンツ
▪️M6001SP 50周年BANNER DENIM JACKET SIZE(S/M/L/XL)※限定50着¥132,000(税込)
▪️M1002SP 50周年BANNER DENIM REGULAR FIT SIZE(28/30/32/34/36/38) ※限定50着¥111,000(税込)
12月16日から、BIG JOHN直営店(児島本店、東京店、大阪店)と公式ホームページで先行販売されます。
関連記事
児島ジーンズストリートさんぽ ~生みの親と歩く、注目のショップ巡り~
JR瀬戸大橋線・児島駅から徒歩15分。児島味野商店街の一角にある「児島ジーンズストリート」はジーンズ関連業に携わる地元の…
ジーンズミュージアム&ヴィレッジの体験工房で、オリジナルジーンズ作りに挑戦しよう!
「国産ジーンズ発祥の地」として知られる倉敷市児島。数多くのデニムブランドが拠点を構える児島には、ジーンズの歴史や製作工程…
グルメも雑貨も本格デニムも 美観地区の「倉敷デニムストリート」を調査
国産ジーンズ発祥の地として知られる児島は、国産ジーンズのショップが並ぶ「児島ジーンズストリート」があり、今や人気の観光ス…
外国人観光客に人気の岡山の観光地1位は倉敷美観地区 ジーンズストリートもランクイン
「訪日ラボ」、「口コミコム」を運営する株式会社movが観光地の外国語で寄せられた口コミデータから、独自の「インバウンド人…
【倉敷帆布】老舗帆布工場での ものづくりと人々を捉えた写真集『An Ordinary Day』
倉敷にある創業135年の老舗帆布工場を写真家独自の視点で切り取った写真集『An Ordinary Day』が2023年1…