家族みんなで楽しめる!“農”のテーマパーク「農マル園芸」

農マル園芸入り口
温室内の植物
並べられたブドウ
多肉植物

紅葉も始まり、いよいよ本格的な行楽シーズンの到来ですね。今回は、そんなシーズンに家族で楽しむのにぴったりな、総社市にある「農マル園芸吉備路農園」を訪問。園芸品をはじめ、農産物直売所やベーカリー、カフェ、ケーキ工房、ドッグランやバーベキュー施設などを備えた、中四国最大級の観光農園の魅力を、余すことなくレポートします!

地酒や駄菓子も「農産物直売所」

並べられたブドウ
地元産はちみつ
地元産ジャム

駐車場から施設に向かって歩くと最初に見えてくるのは、県内の農家から入荷された採れたての果物や野菜がズラリと並ぶ「農産物直売所」です。土日ともなれば、新鮮な農産物を求める人で列ができるほどの人気なのだとか。農産物以外にも地酒やジャム、地域の特産品なども多数販売されています。

副農園長 安藤 維宏さん
副農園長 安藤 維宏さん

中でも、農園で収穫したイチゴで作ったオリジナルの「苺ワイン」は、淡い紅色にマッチした優しい香りと甘みで、贈答品としても好評だそう。また「農産物直売所」の一角には駄菓子売り場も併設。副農園長の安藤 維宏さんは「『大人も子どもも、家族みんなで楽しめる産直所は珍しい』といった声を頂戴することもあり、スタッフとしてもうれしい限りです」と話します。

苺ワイン
オリジナルの「苺ワイン」
駄菓子売り場
駄菓子コーナーも充実

多彩な苗木がそろう「花の直売所」

温室内の植物
紫色の花
実のなったベリーの鉢植え
数多く並んだ多肉植物

その農産物直売所の隣は、広々とした売り場をさまざまな花々が埋め尽くす「花の直売所」があります。季節ごとの花の苗木や果樹などが咲きそろい、さながら“花畑”のようで、ただ見ているだけでも気持ちが癒されます。10月半ばからはパンジーやビオラが登場。「農園内で栽培したものをご用意しており、多彩な色展開と苗木の強さから毎年ご好評をいただいています。また、近年加速度的に人気が増している多肉植物も多数。専門家を招いての講習会なども積極的に開催しています」。

形も様々な鉢
鉢だけでもこのバリエーション
欧風な植木鉢
ガーデニング用ネットやフェンス

また、ガーデニング好きな人々をとりこにしているのが、ガーデン雑貨のコーナーです。ピックや置き物、花台などもかなり豊富ですが、何といっても鉢の種類が多く、素焼きのテラコッタをはじめ、ヨーロピアンテイストのデコラティブなもの、ブリキ製や木製のものなど、デザイン、サイズ、素材とも他に類を見ないほどの充実ぶり! きっと自分好みのひと鉢が見つかること請け合いです。洋服を選ぶように、花に合う鉢やカバーをその場でコーディネートしながら購入するのもおすすめですよ。

ガーデニング用品がでひすプレイされた店内
うさぎの人形などかわいらしいガーデニング用品
赤いブリキの鉢
並んだ鉢と植物

バーベキュー、窯焼きピザ、乗馬、イチゴ狩り、芋掘り。体験レジャーも満載

こうした直売所の他にも、年間約4万人が訪れるというイチゴ狩り用のハウスをはじめ、芋掘りや窯焼きピザ作りなどの体験施設が充実しているのも同農園ならではの魅力です。

窯焼きピザ工房(土・日曜、祝日限定)

ピザ窯
ピザ窯の中で燃える火
窯の中で焼けるピザ

生地を平らに延ばすところからピザ作りが体験できる工房です。ブルーベリーや農園で収穫したイチゴを使ったデザートピザのほか、レギュラーメニューの「照り焼きチキンピザ(1,000円)」「野菜ピザ(800円)」など常時約4種類が用意されており、好きなものを選んで体験できます。

出来上がったピザ

開催は土日、祝日限定。2名以上・2枚以上での申し込みが条件で、所要時間は30分程度です。受付時間は10:30~13:30。事前の予約がおすすめです。

バーベキューコーナー(土・日曜、祝日限定)

屋外にある屋根付きのバーベキュースペース
種類の豊富な肉
野菜はもちろん肉もタレも店内でまかなうことができます
様々なタレ
ハンバーグなど加工食品

コンロや皿、包丁やまな板などバーベキューに必要な道具はすべて貸出。わずらわしい後片付けは一切不要です。肉、タレ、野菜など食材はすべて「農産物直売所」からゲットでき、食べたいものを食べたいだけ購入したら、あとは焼くだけ! もし席の空きがあれば予約なしでも利用できるので、思い立ったときにいつでもバーベキューを楽しめます。ただし激しい雨天は利用不可なのでご注意を。なお5日前までに予約すれば、肉や野菜がセットになった「食材セット」も利用できます。時間は10:30~15:00(受付13:30まで)です。

ミニ動物園&乗馬体験(土・日曜、祝日限定)

ポニー
2羽の黒いうさぎ

小さな子どもたちに大人気の『ミニ動物園』では、ウサギやヤギと触れ合えるほか、引き綱による乗馬体験も楽しめます。入園料金は100円で、エサ代100円、乗馬体験700円(馬場を2週)。動物園の営業時間は10:00~16:00(受付14:30まで)で、乗馬体験ができるのは11:00~15:00。ポニーもいるので、小さなお子さんでも安心して乗馬体験ができます。

こちらを見る白ヤギ

収穫体験

ハウスの中のイチゴの苗
ハウスの中ではイチゴの苗がすくすくと育っていました

1月~5月は全天候型のイチゴ狩り、9月下旬は芋掘りなどの収穫体験も用意されています。イチゴハウスの中は、棚と棚の間の通路幅をゆったりと設けているため、車いすやベビーカーでも楽々です。棚は高さ約80㎝の高設栽培なので、立ったまま収穫できるのもうれしいですね。

無料シャワー完備の「RVパーク」も!

RVを止めるスペース
入口の看板
周りの田園風景

340台収容可能な広い駐車場の一角には、キャンピングカーが停泊できる7台分の「RVパーク」が設けられています(うち4台分は、12V車用の電気設備も完備)。利用者は無料でシャワー室が24時間いつでも使えるため、県内外から多くの人が訪れています。

ドッグラン
広々としたドッグラン

「ドッグランがあるので、愛犬連れでドライブ旅行をしている方にもとても人気なんですよ」と安藤さん。山陽自動車道倉敷ICから約7分、岡山自動車道総社ICからも約10分と、アクセスの良さも人気の理由だとか。「倉敷市内や岡山市内に出掛けるにも好立地ですからね。多くの方に利用していただきたいです」。

電源設備
電源設備
ごみ捨て場所も完備
ごみ捨て場所も完備
シャワー室
シャワー室もあります

料金は、電気設備完備スペースが1泊2,000円で、電気設備なしの場合は1,500円。事前予約が必要です。

まとめ

花や産直品を購入したり、ピザ作りや乗馬体験をしたり、併設のカフェやケーキ工房で果実感たっぷりのスイーツを味わったりと、家族みんなで終日楽しめる「農マル園芸吉備路農園」。花も農産物も季節ごとに変化するので、何度訪れても楽しめますよ。ぜひ足を運んでみてくださいね。

おしゃれなカフェの外観
園内のカフェでひと休みもできます
飲む杏仁豆腐

農マル園芸吉備路農園

住所:総社市西郡411-1

TEL:0866-94-6755

営業時間:9:00~18:00 ※1~2月は9:00~17:00

定休日:年中無休(年末年始除く)

駐車場:340台 ※バス可

URLhttps://www.noumaru.jp/index_kibiji.html

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