総社市「スマホ市役所」 生成AIを活用した対話応答型サービスを開始
岡山県総社市は、株式会社Bot Expressとの連携により、「総社市スマホ市役所」で新たな対話応答型サービスを開始すると発表しました。この取り組みは、住民の関心が高いマイナンバーカードと健康保険証の一体化に関する疑問の解消を支援するもので、いつでもスマートフォン上で行政サービスを利用可能とする新たな取り組みです。
「総社市スマホ市役所」は総社市LINE公式アカウント上に、2023年7月20日に開設。リッチメニューをリニューアルし、新たに防災専用メニューが用意されました。ごみの捨て方について自動的に応答してくれるごみの分別案内機能、月に一度しか収集されないごみの収集日の前日に通知する機能、市内道路の不具合について写真や位置情報の提供により容易に市に通報できる機能、災害時に開設される避難所を事前に確認することができる避難所検索の機能などを備えます。
今回は新たにマイナンバーカードと健康保険証の一体化に関する疑問の解消に向けた「マイナンバーカードによる健康保険証利用に関する問い合わせ対応」機能が追加されました。
市役所の公式LINEアカウントからアクセス可能なリッチメニュー「Q&A」を通じて、マイナンバーカードに関する疑問を生成AIを用いて尋ねることができます。Bot Expressが提供する「GovTech Express」と呼ばれる官公庁専用アプリケーションに組み込まれた生成AI(ChatGPT)は、厚生労働省やデジタル庁の公開情報をもとに適切な回答を提供します。GovTech Expressは全国150以上の自治体で導入されています。
この取り組みにより、利用者は開庁時間を気にせずに、疑問や質問をスマートフォン上で手軽に解決できるようになります。ただし、利用者が入力したデータは学習されず、プライバシーや個人情報の保護が確保されています。
単なるオンライン手続きの代替ではなく、住民サービスの「掲示+申請」から「プッシュ通知+確認」への転換を目指すこの取り組みの今後が注目されます。
関連リンク
おすすめ記事
【倉敷/総社】噴水、小川、ウォータースライダー 涼し気な水辺のある公園7選
総社市ふるさと納税の返礼品に「デニム工場見学&ジーンズ作り体験」登場
「第2回 全国桃選手権」結果発表 全国29品の桃の頂点は!?