ぜんぶまるごと、ジーンズの博物館。ベティ・スミス「ジーンズミュージアム＆ヴィレッジ」4月リニューアル

ジーンズの歴史や製作工程を学べ、オリジナルジーンズ作り体験やデニムストアでの買い物、ジーンズのオーダーも楽しめるジーンズのテーマパークとして人気の同施設。ミュージアムもストアも20年の節目により魅力的に生まれ変わりました。

工場直営のアウトレットとして始まったストアは、モノづくりのストーリーを体感しながら買い物が楽しめるお店として生まれ変わります。場所は本社ビル1F(アーケード下)に移転。店内には、デニムの織機の展示やパネルなどでジーンズの生産の背景を感じられる工夫を散りばめているほか、生産時に出るあまり生地から作られた小物や障害を持った人たちとのコラボレーションで生まれたアイテムなども展示・販売されます。

店舗入口近くにはデニム回収ボックスを設置。回収されたデニムは破砕して、Tシャツやハンガーなどに生まれ変わります。

「オーダージーンズ」という言葉は2003年、ベティスミスが作った造語。ジーンズをオーダーするという仕組みがまだなかった頃にはじめたサービスです。場所は、ジーンズ作り体験工場前に移転し「ジーンズの産地 岡山に来て工房でオーダーする」という特別な体験が、より感じられるお店に生まれ変わります。

施設内には2つのジーンズミュージアムがあります。アメリカでジーンズが誕生した当時の製品や純国産第一号のジーンズを展示する第一ジーンズミュージアムでは、アメリカで生まれたジーンズが日本で花開くまで、よりわかりやすく、体感できるよう展示を充実。

デニム生地の洗いや加工に関する歴史を学べる第二ジーンズミュージアムでは、体験コーナーを整備し、展示物の見直しが行われています。

第二ジーンズミュージアム1Fにはカフェも併設されています。ジーンズにちなんだメニューも増え、店内にはジーンズやファッション、児島に関連する本もあり、ジーンズ文化を感じながら過ごすことができます。

4月17日(水)からは、徳永こいのぼりとベティスミスがコラボしたデニム柄鯉のぼりが掲揚されています。今年で8年目となるデニム柄鯉のぼりはジーンズの街の風物詩として親しまれています。鯉のぼりの掲揚は5月6日までの予定です。

国産ジーンズの聖地と呼ばれる繊維の街、児島。ジーンズの魅力をたっぷり楽しめるテーマパーク、ジーンズミュージアム＆ヴィレッジから少し足を伸ばすと多くの地元デニムブランドが軒を連ねる児島ジーンズストリートもあります。GWに児島で魅力的なジーンズスポット巡りをしてみてはいかがでしょうか？