新宿高島屋で「デニムスクランブル」開催　デニムの産地「三備産地」から10社が参加

三備産地とは、岡山県から広島県にまたがる３つの地域の総称で、備前（倉敷市児島を含む岡山県の南東部）、備中（井原市を含む岡山県の西部）、備後（福山市を含む広島県の東部）のことです。ジーンズファンの方は、多くのデニムブランドを擁し、ジーンズストリートやジーンズミュージアムのある児島の名は馴染みがあるかと思います。

この３つの地域では、江戸時代に綿花栽培を始め、古くから備後絣や備中小倉、真田紐などの織物づくりが盛んに行われ、現在は、学生服やワーキングウェア、デニム生地やジーンズの産地として発展しています。

今回のイベント「デニムスクランブル」では、三備産地の4社の衣料・雑貨を販売するほか、デニム加工の体験ができるワークショップを実施。あわせて、高島屋が回収した不用のデニムをクラボウの「L∞PLUS(ループラス)」を通してアップサイクルした「再生デニム」製品の販売や、デニムをテーマにしたトークショーが開催されます。

イベントで販売酢される三備産地の4社の衣料・雑貨をご紹介。写真はすべてイメージです。

児島ジーンズストリート、倉敷美観地区にも店舗を構えるBLUE SAKURA。『AUTHENTIC JAPAN DENIMISM』をコンセプトに掲げ、ファクトリーブランドでしか表現の出来ない、細部にまでこだわったモノづくりを行っています。職人が1点1点、洗練された加工技術を用いて仕上げ、スタイリッシュなデザインと日本の伝統・文化が漂う雰囲気が特徴です。

縫製から加工まで一貫して行っており、熟練の加工職人による独自の加工・染色技術を生かしたモノづくりが特徴です。

araiyan：洗い屋が語源、核となるライフスタイルブランド。

LoLoLavo：フレンチテイストのファッションブランド。

MASTRO：アメリカンテイストのファッションブランド。

自社工場で縫製し、素材・洗い加工にもこだわり、トレンド要素を取り入れたデニムブランドです。

高島屋が回収したデニムをクラボウ(倉敷紡績株式会社)の「L∞PLUS(ループラス)」を通してアップサイクルするデニム再生プロジェクトです。アップサイクルした再生デニム生地で新しいデニム製品が販売されます。また、不用になったデニム衣料品を回収する「デニム回収キャンペーン」も実施。回収されたデニムは、クラボウのアップサイクルシステム「L∞PLUS（ループラス）」を通して、再生デニムに生まれ変わり、2025年春に、高島屋の新作アイテムとして販売されます。

４月10日（水）から5月7日（火）の期間は新宿店以外でも、高島屋の日本橋店（本館3階デニムスタイルラボ）、新宿店（ファム・メゾン７階　デニムスタイルラボ）、横浜店（５階デニムスタイルラボ）、大阪店（４階デニムスタイルラボ）、京都店（３階デニムスタイルラボ）でもデニムの回収が実施されます。

3月30日（土）、3月31日（日）には高島屋新宿店２階　JR口特設会場にて三備産地から6社が参加し、デニム製造に使用するミシン等機材を用いて、縫製・加工を実演します。手持ちのジーンズへの追加加工やバッグの生地・加工を選べるカスタムオーダー 、自分でデニムキーホルダーやTシャツに染色するワークショップが有料で開催されます。

３月30日（土）午後２時30分に高島屋新宿店２階　JR口特設会場にてDR.DENIM HONZAWA社 本澤裕治氏と倉敷市児島のデニムブランドITONAMIの島田舜介氏がデニムの魅力や三備産地におけるモノづくりについて語るトークショーが開催されます。