最恐スカイサイクルの進化系登場 ブラジル感満載の「鷲羽山ハイランド」に行ってみた!
トロピカルな植物に囲まれた園内にブラジリアンサンバのリズムが響く、倉敷市のテーマパーク「鷲羽山ハイランド」。世界最恐の自転車との呼び声高い「スカイサイクル」をはじめ、スリリングな絶叫系マシンが充実したアミューズメントパークです。眼下に広がる瀬戸内海と、壮大な瀬戸大橋の絶景を楽しめる、全国でも有数のロケーションも魅力です。今回は、KCTタウンスタッフ河原さんが、園内のアトラクションを実際に体験。施設の見どころや魅力をご紹介します。※金額は全て税込(2024年7月時点)
目次
なぜ倉敷にブラジルのテーマパーク?
「鷲羽山ハイランド」は、1971年に創業し今年53年を迎えるテーマパークです。大きな特徴は、ブラジリアンテイストの施設内で、ブラジル人ダンサーによる本場のサンバショーを楽しめることですが、なぜ倉敷なのにブラジルをテーマにしたのでしょうか。その謎について、担当スタッフの方にお話をお聞きしました。
スタッフ:
開園当初は、鷲羽山の観光に訪れる人のために作られた、「遊具のあるドライブイン」のような施設だったんです。その後、遊園地部分が拡張されていき、1988年には『瀬戸大橋の見える遊園地』にコンセプトが変更されました。それに伴い創業者は、お客さまに楽しんでいただけるような独自性のある企画を検討。その際に偶然訪問したブラジルでリオのカーニバルを体験し感動したことから、「ぜひ当パークでサンバカーニバルを再現したい」と決めました。そこからすぐに現地のダンサーをチームごと呼び寄せ、当園の方向性が決まったのです。
装いも一新したパーク内へ
メインゲートをくぐり、パーク内に入ると、最初に見えてくるのがサンバステージ前のメインフロア。コパカバーナの模様が描かれていて華やかです。すぐ隣には「インラインスケート」場や、4つのゲーム機が新設された「カーニバルゲームコーナー」もあります。なお園内全体で、隠されたヒントを探しながら探検する「リアル推理ゲーム『LOCK城からの大脱出!』と『巨大ジャングルからの大脱出』も開催されています。入園券を購入すれば、主なアトラクションは乗り放題。プールも無料で利用できます。
スカイサイクルにまさかの進化系登場!その名も『ヨコスカナンジャー』
今回、園内中央のレインボー階段を上ってまず向かったのは、7月13日(土)に新登場した横向きのスカイサイクル「ヨコスカナンジャー」です。海抜130mの細いレールの上をこぐ従来のスカイサイクルも「世界最恐」と名高いですが、「ヨコスカナンジャー」は、なんと横向きという新発想です。
実際に乗ってみると、レールに対して平行に進むので、目の前をさえぎるものなく瀬戸内海の絶景が眺め放題であることが分かります。真っ逆さまに下へ落ちそうなスリルを味わいながら景色を楽しめますよ。入口で通常のスカイサイクルにするか、ヨコスカナンジャーにするかを選ぶことができます。
「ヨコスカナンジャー」について、営業部長の山本さんに開発までの経緯をお聞きしました。
山本さん:
既に知名度のある最恐のスカイサイクルを、どこにもない、もっと面白いアトラクションにして皆さんに楽しんでもらいたいと考え、構想に5年を費やしてやっと実現しました。「横向き」という新発想をカタチにするために、動き方や安全性、乗り心地などを何度も試作した、こだわりのアトラクションです。
その他にも魅力的なアトラクションがあふれる園内
現在、鷲羽山ハイランドには16種類のアトラクションが用意されています。中でもおすすめのものをピックアップして紹介します。
ターボドロップ
次に向かったのは、フリーフォールアトラクション「ターボドロップ」です。海抜約200m、地上60mのタワー頂上まで上がると、瀬戸内海が一望できます。のんびり景色を眺めようと思ったら、いきなり前触れもなく一気に急降下し、その後は何度もふわっとバウンド。「絶景をもっと見ようと思っていたのに、いきなり落下して怖かったです」と河原さんも泣き笑いでした。余談ですが、南向きのシートは瀬戸内海と瀬戸大橋が眺められるのでおすすめですよ。
バンジージャンプ
「ターボドロップ」の近くには、大人にも人気の「バンジージャンプ」があります。地上30m、海抜170mから命綱を付けて真っ逆さま。度胸試しをしたいという強者たちが集まります。利用する場合、入園料とは別に2,000円が必要。なお、新成人の方なら、無料で1回体験できるイベント「成人バンジー」も開催されています。
大観覧車 レインボーワープ
絶叫系で楽しんだ後は、大観覧車「レインボーワープ」でひと息つくのはいかがですか。一周15分の空の旅を楽しみましょう。ゆっくりと回転しながら360度のパノラマの景観が楽しめるので、子どもたちにも大人気です。最高地点は上空222mで、風光明美な瀬戸の多島美を存分に堪能できます。ちなみに、別途1,000円を支払えば、4台しかないスケルトンのゴンドラ「スケトンジャー」に乗れるため、よりスリルを味わいたい人はぜひ!
他にもさまざまなアトラクションあり!
坂道を下る途中には、昔ながらの「チェーンタワー」や「メリーゴーランド」「メリーカップ」などもあり、絶叫系のアトラクションが苦手な方でも乗車可能です。さらに、パーク内の中段まで下りてくると、立ったままでコースを2周滑走する「スタンディングコースター」や、後ろ向きに進むコースターの「バックナンジャー」、連続するひねりのスリルを味わえる「ウルトラツイスター」などのジェットコースターが並んでいます。
園内のあちこちにトリックアートが!?
上段のアトラクションから緩やかな坂道(ソフトコース)を下っていると、道路に不思議なアートが描かれていることに気付くはず。これは写真・動画のどちらで撮影しても楽しめるトリックアートフォトスポットです。お客さまからいただいた「移動途中の坂道がきつい」という意見を踏まえて、楽しく坂道を歩いてもらえる工夫としてスタッフが考えて設置したものだそうです。
肉眼で見ると分かりにくいですが、撮影してみるとあら不思議! 目の錯覚を利用した面白いトリックが隠されています。ぜひ実際に撮影して、その目で確かめてください!
鷲羽山ハイランド名物といえば「ブラジルサンバショー」
本場ブラジルから来日したサンバチームによる、本格的なブラジルサンバショー&ビンゴショーは、鷲羽山ハイランドの代名詞。メンバーの陽気で楽しいダンスにより、観客もみんなノリノリになること間違いなし。実際、取材時には河原さんがサンバチームのリーダーに手を差し伸べられて、ステージに飛び入り参加することに。最初は恥ずかしそうでしたが、終了後には「ダンスチームの皆さんと楽しく踊ることができて、良い思い出になりました」と、満足そうな様子でした。
夏はやっぱりプール遊び
7月13日(土)には、園内にサメがテーマの夏季限定プールとして、「プール シャ~ク シャ~ク シャ~ク」がオープン。全長100mのスパイラルスライダーを楽しんだり、輪投げゲーム「シャークキャッチャー」で賞品をゲットしたりと、大人も子どもも楽しめますよ。
ブラジリアンフードやグッズも充実
食事は、サンバ広場のフードコーナーをご利用ください。さまざまなトロピカルドリンクとブラジリアンフードのメニューを味わえます。主なメニューを紹介します。
また、一日遊んだ後は、入口横のショップ「BONBONBONITA(ボンボンボニータ)」でお土産を買って帰るのもおすすめです。ブラジルのお酒やお菓子、グッズなどがたくさんそろっています。
家族や友人と園内で弾けよう!
「鷲羽山ハイランド」は、まるでブラジルのリゾートを訪れたような非日常感をたっぷり味わえるアミューズメントパークです。KCTタウンスタッフの河原さんも「普段はなかなか味わえないエキゾチックな雰囲気と、大パノラマの景観が楽しめて、絶叫系のアトラクションも体験できて大満足です」と大喜びでした。実際に訪れれば、その魅力を体感できるはず。ぜひ家族や友人と、夏休みなどを機に遊びに行ってみてくださいね。
ブラジリアンパーク 鷲羽山ハイランド
住所:倉敷市下津井吹上303-1
TEL:086-473-5111
営業時間:10:00~17:00(シーズンにより変動あり)
休日:年中無休
入園料 大人(中学生以上)3,800円、小人(小学生以上)3,200円、幼児(3歳以上)2,500円、シニア(55歳以上)2,500円
駐車場:無料(1,000台)
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