高齢者にも使いやすい岡山発のタクシー配車アプリ「TAXI.come」使い方レビュー

両備グループはタクシー配車アプリ「TAXI.come」(タクシードットカム)を独自開発し、11月24日(木)よりサービスを開始しました。対象となるエリアは岡山市(北区建部町、東区瀬戸町を除く)、早島町、倉敷市で、2023年1月31日の大型アップデートで津山市も追加されました。このアップデートでは津山エリアへの対応のほか、ネット決済、アンケート機能などが追加されました。岡山両備タクシー、岡山交通がこのアプリを導入しています。

サービス対象エリア

「TAXI.come」対象エリアイメージ画像
岡山市(北区建部町・東区瀬戸町を除く)・早島町・倉敷市が対象エリア。岡山市北区下石井/本町/中央町の一部、倉敷市児島/玉島/真備町の一部等、上記エリア内でも道路状況等により非対応の場所があります。

配車アプリ「TAXI.come」インストールと使い方

早速使い方を見てみましょう。「TAXI.come」はタクシーを呼ぶことのできるスマートフォンアプリで、iPhone用とAndroid用があります。自分のスマートフォンに合わせて、iPhoneならAppAtoreAndroidならGooglePlayからダウンロードしましょう。

また、「TAXI.come」公式サイトにはアプリダウンロード先のQRコードが用意されています。

ここではiPhoneで使ってみます。

「TAXI.come」アプリ利用手順イメージ画像 その1
1. AppStoreの「TAXI.come」のページに行き、「入手」をクリックします。
「TAXI.come」アプリ利用手順イメージ画像 その2
2.スマートフォンにダウンロードしたアプリを開きます。
「TAXI.come」アプリ利用手順イメージ画像 その3
3.アプリを立ち上げると「 “タクシー.come”に位置情報の試用を許可しますか?」とメッセージが表示されます。タクシーが利用者のいる場所へ迎えに来るためや、利用者周辺のタクシーの位置表示に必要なため、「Appの使用中は許可」か「1度だけ許可」を押します。
「TAXI.come」アプリ利用手順イメージ画像 その4
4.画面の下側にある「初めてご利用の方」をクリックします。
「TAXI.come」アプリ利用手順イメージ画像 その5
5. 本人確認のためにSMSを利用した認証を行っているため、電話番号の登録が必要です。アプリを使用しているスマートフォンの電話番号を入力します。
「TAXI.come」アプリ利用手順イメージ画像 その6
6.入力後「認証コードを送信する」を押します。
「TAXI.come」アプリ利用手順イメージ画像 その7
7. SMSに送信された認証コードを入力します。
「TAXI.come」アプリ利用手順イメージ画像 その8
8.ユーザー情報登録で名前を入力し「アプリを利用する」を押します。
「TAXI.come」アプリ利用手順イメージ画像 その9
9.現在、自分のいる場所が表示されます。乗る場所は地図をスライドさせることで自由に設定できます。「すぐに配車へ」を押すと自動的に近くのタクシーを探し、タクシーが来るまでのおよその時間が表示されます。
「TAXI.come」アプリ利用手順イメージ画像 その10
10.問題なければ「この内容で注文する」を押せばあとはタクシーを待つだけです。車が到着したらスマートフォン上でプッシュ通知されます。行き先は乗車後に直接運転手に伝えましょう。

行き先を事前にアプリで指定する場合

「TAXI.come」アプリ利用手順イメージ画像 その11
11. 10の画面で「行き先」をタップして行き先の地名を入力するか、地図上で行き先を直接指定します。
「TAXI.come」アプリ利用手順イメージ画像 その12
12.配車注文の内容が表示されます。上の地図には目的地までのルートが、中段に所要時間が、一番下には料金目安が表示されます。「この内容で注文する」を押せば、あとはタクシーの到着を待つだけです。

実際に使ってみて、とてもシンプルでわかりやすいアプリだと感じました。普段スマートフォンを使い慣れている人なら簡単に使えると思います。ただ、アプリの使い方自体は簡単ですが、高齢の方などはアプリをインストールするところまでは、慣れた方に手伝ってもらったほうがいいかもしれません。

今自分のいる場所からすぐにタクシーを呼べること、行き先をアプリで指定した場合、料金の目安がわかる点も便利で、使いやすいアプリだと思います。

岡山の交通事情に合ったアプリを

岡山では、駅から800m、バス停から300m以上離れている「交通不便地域」に約20万人が居住し、そのうち65歳以上の人口は約5万人にのぼります。

両備グループではこれらの高齢化による交通弱者の増加と交通インフラの撤退・縮小が進む地方の特性を鑑み、高齢者をはじめ誰もが住みやすいまちづくりを実現するため、首都圏を中心とした既存の都市型アプリではなく、地域の生活に合わせてカスタマイズできる地域密着型の独自アプリを開発するに至った、としています。

また、今回のリリースを皮切りに今後段階的に機能強化を図り、将来的には地方におけるタクシーアプリのスタンダードを目指すとしています。

関連リンク

TAXI.come

両備タクシーセンター

岡山交通株式会社

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