「桜餅」と聞いて思い浮かべるのは?桜餅は関東風か関西風か都道府県別調査結果

桜の便りが待ち遠しい季節になりました。この季節のお楽しみ「桜餅」。この桜餅、関東風、関西風が存在することをご存じの方も多いはず。この度、日本あんこ協会が、全国に在籍する同協会員向けに実施した「桜餅は関東風か関西風か」に関する調査結果を発表しました。

2種類の桜餅、ひとつは大阪が発祥とされる「道明寺」という桜餅です。こちらは道明寺粉を使ったおはぎのような食感の生地で、こしあん、または、つぶあんのいずれかを包んだものであり、関西風桜餅と呼ばれています。

もうひとつは、東京都墨田区が発祥の「長命寺」と呼ばれる桜餅です。小麦粉でつくったクレープ状の生地でこしあんを巻いたものであり、関東風桜餅として知られています。

どちらも伝統があり、長く愛されてきた桜餅ですが、地域によって長命寺が主流であったり、道明寺しか食べない地域があるなど地域差があります。さらに言えば、関東風や関西風という通名があるとおり、これまでの桜餅に対する認識では、東日本では長命寺が食べられ、西日本では道明寺が食べられているという、いわゆる桜餅の「東西二分説」が広まっていました。

「あんこ」の愛好家が集まる日本あんこ協会では日本全国に居住する会員に対し、居住地の桜餅はどちらが主流であるかを把握する調査を実施しました。

全国における長命寺と道明寺の割合

都道府県別の回答割合の詳細

桜餅日本地図

地図の中で緑が「道明寺」が主流、ピンクが「長命寺」が主流、黄色が両方が共存するエリアです。西日本に位置し、日本三大小豆産地に数えられる備中を擁する岡山は「道明寺」のエリア。両隣の兵庫、広島も「道明寺」のエリアなのは理解しやすいですが、山陰では「長命寺」が優勢というのが意外な印象でした。あなたの思い浮かべた桜餅はどちらでしたか?

第一回全国桜餅一斉調査

・調査期間 :2024年2月19日~2024年2月29日

・調査方法 :全国の日本あんこ協会員向けにメールフォームによる任意回答で実施

・有効回答数:624名

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日本あんこ協会

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