倉敷芸科大が企業と共同開発 猫型採血シミュレーター「ねこにゃん」6月に発売

株式会社anifullは、岡山県倉敷市にある倉敷芸術科学大学と共同開発をした、動物に動かれないよう保定のできる猫型採血シミュレーター「ねこにゃん」を2023年6月に発売します。

猫型採血シミュレーター「ねこにゃん」のイメージ画像

この製品は、2019年に新たな国家資格である「愛玩動物看護師」が誕生したことを背景に生まれたもので、採血、点滴静脈注射、留置針の挿入、血管の触知、静脈内注射など、実践的なトレーニングが可能となっています。

また、リアルな穿刺感を実現した血管チューブは、針穴が開きにくく、長持ちするため、大人数での演習にも対応でき、採血の際に必要な保定をしながら、愛玩動物看護師に必要な技術を練習することができる製品です。

猫型採血シミュレーター「ねこにゃん」の採決イメージ画像 その1
猫型採血シミュレーター「ねこにゃん」の採決イメージ画像 その2

倉敷芸術科学大学には愛玩動物看護師を中心とした動物関連のスペシャリストを育成する生命科学部動物生命科学科が設置されていて、採血の練習の際に、保定も一緒に練習できる猫型採血シミュレーターは今までには無かったことから、anifullに相談が届き今回の製品化が実現しました。

血管チューブを通す位置や深さなどは倉敷芸術科学大学村尾准教授をはじめ獣医師のアドバイスを元に設計し、デザイン面では学生の意見も取り入れられています。

猫型採血シミュレーター「ねこにゃん」の採決イメージ画像 その3

「ねこにゃん」は、猫のしなやかな骨格を再現しており、保定をしながら様々な採血技術を実践的に学ぶことができる点が特徴で、愛玩動物看護師養成の教育現場で、学生が安全かつ効率的に実践的な採血技術を習得するための教育ツールとして期待されています。また、病院や動物愛護団体で活躍する愛玩動物看護師の技術向上のための継続的なトレーニングにも活用されることが想定されています。

商品名:保定のできる猫型採血シミュレーター「ねこにゃん」

発売予定:2023年6月

価格:29,800円(税込)

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