【倉敷・阿智神社】天然記念物「阿智の藤」が見頃。甘い香りと羽音に包まれる倉敷の藤棚

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倉敷美観地区を見下ろす鶴形山の頂。今年も淡い藤の花が咲きました。岡山県指定天然記念物であり、推定樹齢300~500年とも言われる「阿智の藤」。一時期は樹勢の衰えが心配されましたが、保存会の懸命な手入れにより、現在は力強い生命力を見せています。

推定樹齢300~500年とも言われる「阿智の藤(アケボノフジ)」の見事な幹

藤棚の下に一歩足を踏み入れると、そこには日常を忘れさせる空間が広がっています。
この藤の品種は「アケボノフジ」。一般的な紫色の藤に比べ、その名の通り「夜明けの空」のような、透明感のある淡いピンク色が特徴です。

見上げれば、重なり合う花房の間から柔らかな木漏れ日が差し込み、花びら一枚一枚が内側から発光しているかのような美しさ。スマートホンやデジタルカメラの広角レンズで切り取ると、その圧倒的なスケール感と繊細な色彩が同居する、この場所ならではの景色が浮かび上がります。

阿智の藤を訪れたなら、ぜひ少し足を伸ばして階段を上ってみてください。そこには、珍しい「藤棚を上から見下ろす」視点が待っています。下から見上げる優雅な佇まいとは一変し、上から眺める藤は、太陽の光を全身に浴びて波打つ「藤色の絨毯」のよう。

五感で味わう、藤棚の下の「生命」

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この季節、藤棚の下は甘く上品な香りで満たされています。 そして、その香りに誘われてやってくるのが、大きな体をした「クマバチ」たちです。

「ブンブン」という低い羽音に驚く方もいるかもしれませんが、実はクマバチはとても温厚な性格。藤の花の硬い花びらをこじ開けて蜜を吸えるのは、力持ちのクマバチだけ。この場所には、花と蜂が何百年も紡いできた共生の物語が、今も息づいています。羽音に驚くかもしれませんが、クマバチは手を出さなければ無害です。驚かさないように藤を鑑賞しましょう。ちなみにクマバチと藤は阿智神社の御朱印にも描かれていますよ。

恒例の「藤見の会」は4月25日(土)・26日(日)の2日間開催。藤の花といっしょにお茶席や雅楽演奏も楽しんでもませんか?

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