【倉敷市】冬のお風呂で注意したい「ヒートショック」 保健所が呼びかける予防ポイント

冬場に気を付けたい健康リスクの一つが「ヒートショック」です。特に入浴中や脱衣所など、日常の中で起こりやすく、毎年冬になると注意喚起が行われています。倉敷市保健所では、市民に向けてヒートショックへの注意を呼びかけています。

ヒートショックとは?

ヒートショックとは、暖かい部屋から寒い部屋へ移動するなど、急激な温度変化が体に与える影響のことです。急な温度差によって血圧が大きく変動し、心臓に負担がかかることで、心筋梗塞や脳梗塞などにつながるリスクが高まるとされています。

また、血圧の変動によって、ふらつく、失神するといった症状が起こり、浴槽内で倒れて溺れるなどの入浴中事故につながるケースもあります。

特に注意が必要な人・状況

倉敷市保健所の資料では、次のような方は特に注意が必要とされています。

  • 65歳以上の人
  • 肥満気味の人
  • 不整脈がある人
  • 高血圧・糖尿病・動脈硬化などの病気がある人
  • 脱衣所や浴室に暖房器具がない住宅
  • 熱いお風呂が好きな人
  • お酒を飲んでから入浴することがある人

冬のお風呂は特に注意が必要

高齢者の入浴中の事故は、1月をピークに11月から4月の冬季に多く発生しています。年間の約80%がこの時期に集中しているというデータも示されています。また、浴槽内での溺死は、年齢が上がるにつれて増加し、特に75歳以上の後期高齢者で多くなる傾向があります。

ヒートショックを防ぐための入浴時のポイント

倉敷市保健所では、次のような対策を呼びかけています。

  • 入浴前に脱衣所や浴室を暖める
  • 湯温は41度以下を目安にし、入浴時間は10分以内を意識する
  • 浴槽から出るときは、急に立ち上がらず、手すりや浴槽のふちを使ってゆっくり動く
  • 食事直後や飲酒後の入浴は避ける
  • 入浴前に同居者へ一声かけ、家族も様子を気にかける

家全体でできる予防の工夫

室内を暖かく保ち、断熱効果を高める工夫をすること、トイレや廊下、玄関など寒くなりやすい場所も意識して暖めること。入浴時だけでなく、住まい全体の環境づくりも大切です。

身近な工夫で防げる事故です

ヒートショックは、日常生活の中で起こりうる身近なリスクです。少しの工夫や声かけで、防ぐことができる事故でもあります。この冬、ご家庭で一度、入浴環境や生活動線を見直してみてはいかがでしょうか。

※この記事は、倉敷市保健所保健課が作成した啓発資料をもとに構成しています。
※個別の健康状態については、医療機関にご相談ください。

ヒートショックにご注意チラシ(倉敷市保健所保健課令和4年10月作成)

関連リンク

倉敷市保健所

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