瀬戸内国際芸術祭 ~岡山側の玄関口 玉野から~

3年に1度、瀬戸内の島々で開催される大規模芸術祭、瀬戸内国際芸術祭2022の秋開催が9月26日よりはじまっています。会期は11月6日までです。

この記事では、KCTのアーカイブを紐解きながらこれまでの瀬戸内国際芸術祭を振り返ります。

ビエンナーレ、トリエンナーレといった芸術祭を表す言葉をお聞きになったことがあるかと思いますが、ビエンナーレ(biennale)はイタリア語で

「2年に1度」という意味でトリエンナーレ (triennale)は「3年に1度」という意味です。瀬戸内国際芸術祭は「トリエンナーレ」ということですね。

第1回瀬戸内国際芸術祭は2010年に開催されました。当時の様子は以下の映像でご覧になれます。玉野市宇野港のシンボル「宇野のチヌ」は第1回からあったのですね。

第1回瀬戸内国際芸術祭 放送サムネイル画像
第1回瀬戸内国際芸術祭は2010年に開催されました。当時の様子は以下のリンクでご覧になれます。玉野市宇野港のシンボル「宇野のチヌ」は第1回からあったんですね。
映像アーカイブ

2013年の第三回の開催前に「宇野のチヌ」の「お色直し」も行われました。
「宇野のチヌ」は現代アートユニットの淀川テクニックが、児島湖のゴミを利用して制作した作品です。淀川テクニックの柴田英昭さんと瀬戸内国際芸術祭の運営ボランティアスタッフで
作品を構成する「ゴミ」の傷んだ部分を交換しました。

「宇野のチヌ」のイメージ画像

2013年開催第三回瀬戸内国際芸術祭

映像アーカイブ
2013年開催第三回瀬戸内国際芸術祭 放送サムネイル画像
映像アーカイブ

瀬戸内国際芸術祭に合わせて倉敷市児島のジーンズメーカーが加工したデニムをアート作品として表現する作品展を開催しました。瀬戸内国際芸術祭と同時期に開催される地元のアートに対する取り組みも現地を訪れる醍醐味の一つです。

2013年開催第三回瀬戸内国際芸術祭 放送サムネイル画像
映像アーカイブ

瀬戸内国際芸術祭 作品「舟底の記憶」リニューアル

2013年開催第三回瀬戸内国際芸術祭 放送サムネイル画像
2013年瀬戸内国際芸術祭から宇野港に設置されている「舟底の記憶」は旧日本軍の軍艦で使われていた「いかり」やノルウェー船の「スクリュー」に玉野市内で不要になった鉄の廃材を溶接した立体作品です。 海底での付着物が年月とともに増えていくのと同様に、作品も形を変え増えていくというテーマのもと、2022年開催予定の瀬戸内国際芸術祭に向け、リニューアルが行われました。

瀬戸内の島めぐりの拠点に

2013年開催第三回瀬戸内国際芸術祭 放送サムネイル画像
映像アーカイブ

2021年玉野市の宇野駅前に新しいホテルが開業しました。モダンな建物に、温泉施設「たまの湯」が隣接し、旅の疲れを癒すのにうってつけです。
瀬戸内の12の島を会場にする瀬戸内国際芸術祭は1日ですべてを回ることは困難です。新幹線の岡山駅から宇野駅まではJR瀬戸大橋線で約50分。
宇野駅から直島行きのフェリーが発着する宇野港までは徒歩3分ほどです。瀬戸内国際芸術祭会期中は島を巡る船の便も増えるので、
多くの人が訪れる直島に渡ってしまえば、そこからほかの島々絵船で渡るのも簡単です。島に宿をとる、高松に宿をとるのも良いですが、直島行きのフェリー乗り場に近い宇野港に宿をとるのもおすすめです。

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