空と雲をイメージ 水島臨海鉄道開業80周年記念塗装列車が走ります
水島臨海鉄道は1943年に旧三菱重工水島航空機製作所専用鉄道として開業し、今年(2023年)7月に開業80周年を迎えます。それを記念し、記念塗装列車を2023年2月8日(水)より運行することになりました。
80周年記念塗装列車は、ひまわりの絵柄で親しまれてきたMRT304号をお色直しし、高架を上がった先に見える臨海の空と雲をイメージした青とクリーム色に塗装されています。
この青とクリーム色は水島臨海鉄道がクラウドファンディングを実施した際に掲げた「国鉄水島計画」を軸に、国鉄(現在のJR)で使われていた「スカ色」(青15号とクリーム1号という配色)を使用しています。「スカ色」は旧国鉄の横須賀線で用いられた色ですが、デザインは水島臨海鉄道のオリジナルです。
水島臨海鉄道では、50周年記念塗装列車のMT303、児島ボート70周年記念のMRT305、ひまわり塗装のMRT306、そして80周年記念塗装のMRT304と色とりどりのMRT300形式を楽しむことができます。
さて、地元の方のなかには「あれ?水島臨海鉄道は2020年に50周年を迎えたばかりでは?」と思った方もいるかもしれません。水島臨海鉄道は1970年に倉敷市から地方鉄道事業の譲渡を受け営業を開始しています。ただし、鉄道としては1943年に旧三菱重工水島航空機製作所専用鉄道として倉敷~水島航空機製作所間が開業していて、50周年、80周年どちらも大切な節目なのです。
引退し動かなくなった全国に2両しか残っていない昭和の旧国鉄車両を復活さようと水島臨海鉄道がプロジェクトを立ち上げました。貴重な車両を動く姿で保存したいみんなの思いで甦っていく舞台裏に密着しました。詳しくはこちらの特設ページを御覧ください。
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