倉敷・高梁川流域の絶対に残したい!「あの味・あの技・あのお店」公開
地場産業の継業支援サービス「ニホン継業バンク」を運営するココホレジャパンは、倉敷市、ビザビと連携し、高梁川流域10市町(倉敷市・新見市・高梁市・総社市・早島町・矢掛町・井原市・浅口市・里庄町・笠岡市)で長年多くの人に親しまれてきた地域の飲食店の味、伝統工芸技術などを次の世代に残すことを目的にアンケート調査『絶対に残したい!「あの味、あの技、あのお店!」』を2022年7月から10月に実施しました。
そこに寄せられた631件の情報の中から、一定の基準をもとに取材を行い、店舗や商品を紹介したストーリーを『倉敷・高梁川流域の絶対に残したい!「あの味・あの技・あのお店」』として「ニホン継業バンク」のサイト内で公開しました。
取り上げられたのは以下のお店
全国シェア1位を誇る児島の学生服を、『手のみ』の技で支える。柄物に特化した裁断業を営む「天野裁断」/岡山県倉敷市児島地区
チェック柄の学生服を、型紙に沿って生地を直接裁つ技術を持つ。今では数えるほどしか職人がいない。
長い行列は玉島の朝の風物詩。1日2000個を完売する愛されおはぎ店「甘党の店やまと」/岡山県倉敷市玉島地区
「きなこおはぎ」と「あんこおはぎ」を求めて行列が絶えない名店
創業100余年の造り酒屋。岡山産の米と地下8mから湧く天然水で醸す「芳烈酒造」/岡山県高梁市有漢町
明治末期から現存する蔵で、岡山県産の材料を使って造る日本酒酒造
プロジェクトの詳細
プロジェクトの目的
長年、多くの方々に愛されてきた倉敷・高梁川流域圏内の店舗や商品の魅力を多くの人と共有することで、経営者の事業承継の意欲喚起と後継者探しの後押しや将来的な事業承継の促進を図ります。
残したいお店情報の募集条件
- 長年、地元住民に愛されていて、応援したくなる。
- あの店ならではの魅力がある。(ex.商品、技術、サービスなど)
- 家族又は少人数で経営している。(非チェーン店)
募集期間
2022年7月25日(月)から10月31日(月)まで
応募件数
631件
「ニホン継業バンク」は岡山市にあるココホレジャパン株式会社が運営する継業支援サービスです。M&Aではなかなかマッチしない小規模な地場産業の価値を伝え、後継者を探し移住の促進につなげる事業で、継業支援を手数料ビジネス化しない点、高齢者へのオフライン対応、事業譲渡以外の承継手段の実装が評価され、2021年にグッドデザイン賞を受賞しています。
同社では今回のプロジェクトを通じて、倉敷市・高梁川流域の10市町で後継者不在で継ぎ手とのマッチングを希望する事業者については、市町単位で継業バンクの開設を検討し、マッチング支援を行うことで、残したい地域の仕事の後継者課題解決に取り組んでいく、としています。