玉野市出身イラストレーター内尾和正さんの個展が横浜赤レンガ倉庫にて開催
映画版「ファイナルファンタジー」やアニメ「魔女の旅々」などの コンセプトアートを手掛けるイラストレーター内尾和正さんの個展「ファンタジーアートの巨匠 内尾和正の世界展III~夢に築かれた街~」が横浜赤レンガ倉庫で開催されます。期間は2023年2月9日(木)~12日(日)まで。内尾さんは玉野市出身のイラストレーターで、2003年からは版画作品を発表し、画家としての活動しています。
3回目となる個展のテーマは「共存共栄」。内尾さんが東日本大震災をきっかけに人の心の化身として描いてきた、「龍」や「妖獣」を核としたオリジナルの絵物語「綺譚しるべ」シリーズの新作版画が初展示されます。展示されるのは「真呼喜憂(しんこきゅう) 」「早暁の芽(そうぎょうのめ) 」「耀連の湊(ようれんのそう) 」。新作版画以外にアニメのコンセプトアートや背景画などイラストレーターとして手掛けてきた作品や、2003年から発表してきた版画作品も展示されます。2月12日(日)14:00からは内尾和正さんによる新作解説トークショーが開催されます。
また、玉野市では2022年12月4日(日)から2023年1月31日(火)まで子どもたちのアイディアをもとに内尾さんがイラスト化した「夢のいきもの」を使ったデジタルスタンプラリーが開催されています。詳しくは以下のニュースを御覧ください。
内尾和正さんのイラストがスマホの中に! 玉野で「夢のいきもの」スタンプラリー
映像はこちら内尾 和正(うちお かずまさ)
1959年生まれ、岡山県出身。1979年大阪デザイナー学院イラスト科卒業。キリンコンテンポラリーアワード‘92入賞をはじめSKIPクリエイティブヒューマン大賞最優秀賞受賞等、数々の賞を受賞。その確かな技術と表現力が注目され、1999~2001年には映画「ファイナルファンタジー」マットペイント&コンセプトアート制作に携わる。その後も、テレビCMでの作品映像化や数々のファンタジーゲームでコンセプトアート、キャラクター制作を手がける。2019~2020年にはアニメ「魔女の旅々」コンセプトデザインを制作。また、2019年に門戸厄神東光寺(兵庫)壁画「厄神龍王」を手掛ける。国内での積極的な活動に留まらず、ベルギーでも個展を開催。現在はライフワークである絵物語『綺譚(きたん)しるべ』の制作に取り組んでいる。